最近では、水やお茶と同様に、日常的に炭酸水を飲む人が増えています。
特に、「寝る前に炭酸水を飲んでも良いのだろうか?」と疑問に思う人もいるでしょう。
飲み物によっては、就寝前に飲むと良い効果があったり、逆に太りやすくなったり、睡眠を妨げたりするものもあるため、炭酸水を飲むことによる影響も気になります。
今回は、寝る前に炭酸水を飲むことの影響やメリット・デメリット、そして注意点について解説します。
炭酸水を寝る前に飲んでも大丈夫?
白湯やハーブティーなど、寝る前に飲むことで就寝中の身体に良いとされる飲み物はあります。
では、炭酸水はどうでしょうか。
一般的に、就寝前に炭酸水を飲むこと自体は問題ありません。
むしろ、リラックス効果が期待できることもあります。
しかし、炭酸水の飲み方によっては健康に悪影響を及ぼす可能性があります。
炭酸水を寝る前に飲む場合には、メリットとデメリットの両方があります。
炭酸水を飲むことによる身体への影響を理解し、注意点を守って飲むことが重要です。
上手に炭酸水を取り入れて効果的なダイエットや安眠を目指しましょう。
寝る前に炭酸水を飲むメリット
寝る前に炭酸水を飲むことには、次のようなメリットがあります。
安眠効果
適度に炭酸水を飲むと、胃や腸が刺激され、副交感神経が活発になります。
これによりリラックス効果を得ることが可能に。
さらに炭酸水のシュワシュワ感がストレスを和らげ、質の良い睡眠に繋がることがあります。
疲労回復効果
炭酸水の炭酸ガスは、体内に取り込まれると身体の中の水分を取り込む作用があります。
このことにより、結果として尿量が増え、疲労物質が体外に出やすくなります。
無駄食い防止
炭酸水に含まれる炭酸ガスが胃を膨らませることで満腹感を得られ、夜中の無駄食いを防ぐことができます。
これにより、夜間にお菓子を食べるといった習慣を避けることができます。
美肌効果
炭酸水の炭酸ガスは、血流を良くする効果があります。
炭酸ガスにより、血液循環が良くなることでお肌の状態も良くなります。
寝る前に炭酸水を飲むデメリット
一方で、寝る前に炭酸水を飲むことには次のようなデメリットもあります。
太る可能性
無糖の炭酸水なら問題ありませんが、加糖の炭酸飲料は肥満の原因となることがあります。
特に甘い炭酸飲料を寝る前に習慣的に飲むと、生活習慣病のリスクが高まります。
歯が溶ける可能性
寝る前に炭酸水を飲み、そのまま就寝することで虫歯になるリスクが増大します。
過度に飲みすぎなければ大丈夫ですが、歯への負担を減らすために飲んだ後は歯磨きをする、無理ならせめて口をすすぐようにしてください。
眠れなくなる可能性
炭酸水の飲み過ぎで胃腸が刺激され、下痢や腹痛を引き起こし、眠りを妨げることがあります。
また、カフェインや糖分を含む炭酸飲料は覚醒作用があり、寝付きにくくなることがあります。
寝る前に炭酸水を飲む際の注意点
寝る前に炭酸水を飲む場合は、次の点に注意しましょう。
無糖の炭酸水を選ぶ
寝る前に飲む炭酸水は無糖のものを選びましょう。
糖分入りの炭酸水は睡眠に良くないだけでなく、虫歯や肥満の原因にもなります。
また、フレーバー付きの炭酸水も酸性度が高く、歯を溶かすリスクも上がります。
飲み過ぎない
炭酸水を飲み過ぎると、胃腸が過度に刺激され、眠りにくくなります。
コップ1杯程度が適量です。
一気にガブガブ飲むのではなくゆっくりと時間をかけて飲むことで、よりリラックスできます。
飲んだ後は口をすすぐ
炭酸水を飲んだ後は、しっかりと口をすすぎましょう。
加糖の炭酸水であれば、歯磨きをして欲しいところですが、口の中の炭酸水をすすぐだけでも歯が溶けるリスクを軽減できます。
ストローを使って飲むのも良い方法です。
まとめ
この記事では、寝る前に炭酸水を飲むメリットとデメリットについて紹介しています。
寝る前に炭酸水を飲むことでリラックス効果や満腹感が得られ、夜間の無駄食いを防ぐことができるなどメリットがあります。
一方で、飲み方を誤ると肥満や歯が溶けるリスクが高くなります。
健康のために炭酸水を飲んでいるのに、肥満や歯が溶けては本末転倒ですね。
対策としては、無糖の炭酸水を選ぶ、多量に飲みすぎない、飲んだ後は口をすすぐことで歯への負担を減らす。
炭酸水によるメリットとデメリットを理解し、注意点を守ることで、効果的なダイエットや睡眠の質を向上させることが可能です。