「もう買ってこないで!」
これが、DEEP SOUTH ボイセンベリー味を家族で食べた後の、全員一致の感想でした。
でも待ってください。
理由は「美味しくないから」ではありません。
「美味しすぎて危険だから」です。
「ボイセンベリー」って聞いたことありますか?
前回、DEEP SOUTHのバニラ味で「妙な柔らかさ」について検証した記事が好評だったため、今度は同ブランドの珍しいフレーバー「ボイセンベリー」を実際に購入して試してみました。
実は、家族からは猛反対されていました。
「あのバニラにベリーでしょ?微妙に決まってんじゃん!」
「また美味しくないアイス買ってくるの?」
「やめときなよ…」
でもさぁ〜、記事のために検証しないわけにはいかないし、ボイセンベリーって珍しいじゃん?ということで、家族の制止を振り切って購入してきました。
結果的に、この判断は大正解でした。
今回は比較用にハーゲンダッツのストロベリー味も用意し、色・味・食感を徹底比較。
ニュージーランド原産の希少な果実「ボイセンベリー」の正体と、DEEP SOUTHならではの特徴を画像付きでレビューします。
※関連記事:[DEEP SOUTHのアイスクリーム口コミ検証!イワタニフーズの「妙な柔らかさ」の正体を調査]

ボイセンベリーとは?基礎知識

まず「ボイセンベリー」について簡単に説明します。
ボイセンベリーの特徴
- ニュージーランド原産の果実
- ブラックベリーとラズベリーの交配種
- 濃い紫色で甘酸っぱい味
- 日本ではほとんど流通していない希少フルーツ
日本で「ボイセンベリー味」のアイスを食べられるのは、かなり珍しい体験と言えるでしょう。
商品概要とパッケージ比較

DEEP SOUTH ボイセンベリー
- 容量:950ml(大容量)
- 価格:約600円前後
- 原産国:ニュージーランド
- 輸入者:イワタニフーズ
ハーゲンダッツ ストロベリー
- 容量:110ml
- 価格:約300円
- 日本で製造
容量対比:DEEP SOUTHは約8.6倍の大容量
パッケージを見ると、DEEP SOUTHは黒を基調とした高級感のあるデザイン。
紫色のボイセンベリーが美しく描かれています。
一方、ハーゲンダッツは安定の白いカップデザインで、ブランドの信頼感が伝わります。
開封時の注意点

実は私だけかもしれませんが、DEEP SOUTHのフタの開け方が最初分からないんです。
バニラの時も苦戦し、今回のボイセンベリーでも同じ状況に。
プラスチックの蓋が固くて、どこから開けるのか一瞬迷います。
そして、もたもたしているうちに中身が溶けてくるという…
子どもからも「溶けてきちゃうよ〜」とツッコまれる始末です。
同じような経験をした人がいるかもしれないので、開封手順の画像も撮影しました。

蓋をパカッととるイメージで。少し力がいります。
左手の方はこれ以上開けられません…

慣れれば簡単ですが、初回は少し戸惑うかもしれません。
DEEP SOUTHを買ったら、まずは開封方法を把握してから冷凍庫から出すことをおすすめします。
開封レビュー:色の美しさに驚き

フタを開けて最初に驚いたのが色の違いです。
DEEP SOUTH ボイセンベリー
- 薄紫〜ピンクの上品な色合い
- 表面にところどころ濃い紫の果実らしき粒
- 全体的になめらかで空気を含んだような質感
ハーゲンダッツ ストロベリー
- 濃いピンク色で均一
- 果実の粒感はほとんどなし
- しっかりとした密度感

ちなみに今日の室温は20度ほど。全く暑くない日でした。
それなのに、DEEP SOUTHは10分も経たないうちに溶け溶けに。
一方でハーゲンダッツは同じ条件でもしっかりとした形を保っていました。
この圧倒的な「溶けやすさの差」も、DEEP SOUTHの特徴のひとつです。
味・食感の詳細比較

香り
DEEP SOUTH: 人工的だがフルーティーな香り
ハーゲンダッツ: 自然なストロベリーの香り
甘さ
DEEP SOUTH: しっかりとした甘さ、少し後味に残る
ハーゲンダッツ: 上品な甘さ、バランスが良い
酸味
DEEP SOUTH: ほんのり酸味、でも甘さが勝る
ハーゲンダッツ: 自然な酸味でフレッシュ

果実感
DEEP SOUTH: 果肉感はないが、口当たりにジャリジャリとした独特の食感
ハーゲンダッツ: 果肉感がめちゃくちゃあり、本物のストロベリー感
食感・口溶け
DEEP SOUTH: 軽くてふんわり、とにかく溶けるのが早い
ハーゲンダッツ: 濃厚でしっかり、口の中でゆっくり溶ける
驚きの正直な感想: 「やばいくらい美味しかった!」

前回のバニラが正直微妙だったので期待していなかったのですが、ボイセンベリーは別物でした。
バニラを酷評していた家族も「これは美味しい!」と高評価。
DEEP SOUTHのバニラより断然美味しく、買って正解でした。
でもね、甘いよ、やっぱり、それなりにね。
そして、口に何か残るものが謎、ベリーの種?なのかな。
バニラ同様、ふわふわの食感のアイスでした。
バニラはおそらく同じものなので、高評価の違いはベリーでしょう。
我が家はベリー好きなので、この辺りで印象が違うのかもしれませんね。

成分・添加物をチェック

DEEP SOUTH ボイセンベリーの原材料
- 生乳、クリーム
- ボイセンベリー果肉加工品(砂糖、ボイセンベリー)
- 砂糖、ブドウ糖
- グルコースシロップ、マルトデキストリン
- 脱脂粉乳/乳化剤、安定剤(増粘多糖類)
- アルギン酸ナトリウム
- 香料(一部に乳成分を含む)
やはり前回のバニラ同様、乳化剤と安定剤が使用されています。
これが「妙な柔らかさ」と「すぐに溶ける食感」の正体ですね。
添加物の影響
- 乳化剤: なめらかな食感を作る
- 安定剤: 溶けにくさと保存性を向上
- アルギン酸ナトリウム: とろみ付けや食感改良
自然な食感を求める人には気になるポイントかもしれません。
総合評価:買う価値はある?
◎ こんな人におすすめ
- 珍しいフレーバーを試してみたい人
- 大容量でコスパを重視する人
- 海外のアイスの味に興味がある人
- パーティーやシェア用のデザートを探している人
△ こんな人は要注意
- 添加物を避けたい人
- 濃厚で本格的な味を求める人
- 甘さ控えめが好みの人
- 一度に少量ずつ食べたい人
コスパ評価
950mlで約600円は確かに安い。 ハーゲンダッツ換算だと約2,600円分の容量です。
「珍しいフレーバーをお得に楽しむ」と考えれば、十分価値があります。
味の評価
ボンセンベリー自体は確かに珍しく、「こんな味なんだ!」という発見はありました。
ただし、重大な注意点があります。
危険すぎる落とし穴
- 溶けるのがとにかく早い:のんびり食べられない
- 時間が経つとさらに柔らかくなり:スプーンがサクーッと入りすぎる
- 取り分けの量が自然と多くなる:1度で食べきってしまう
- 必要分だけ出してすぐに冷凍庫へ:どんどん溶けてくる
- 軽い食感で食べやすすぎる:950ml全部いけちゃいそう
- 結果的に一気食べの危険性:止まらない美味しさ
家族全員の一致した意見:「もう買わないで」
理由は味が悪いからではありません。
美味しすぎて危険だからです。
柔らかくなりすぎたアイスは、思っている以上の量をスプーンですくってしまい、気づいたら大量に食べていた…という恐ろしい現象が起きます。
特に口に残る果肉の粒(種?)が独特で、ジャリジャリとした食感が癖になります。
これがハーゲンダッツにはない、DEEP SOUTHボイセンベリーならではの特徴です。
DEEP SOUTHのアイスは、小さいサイズがないのが難点です。

まとめ
DEEP SOUTH ボイセンベリーは、期待を大幅に上回る「やばいくらい美味しい」アイスでした。
同じブランドのバニラ味とは別次元の美味しさで、家族全員が高評価。
ボイセンベリーの珍しいフレーバーと独特のジャリジャリ食感が癖になります。
ただし、注意が必要なのは「美味しすぎる危険性」。
溶けるのが早く、軽い食感で食べやすすぎるため、気づいたら大量に食べてしまう可能性があります。
家族から「もう買わないで」と言われたのも、この理由からでした。
「珍しいフレーバーの成功例」として、DEEP SOUTHの新たな一面を発見できた商品です。
バニラ味で失敗した人も、ボイセンベリーなら満足できるかもしれません。
ただし、自制心を持って楽しんでくださいね!

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