「シャトレーゼのアイス、安いのになんでこんなに美味しいの?」
ハーゲンダッツが300円の時代に、シャトレーゼのプレミアムバニラは4個入り600円(1個150円)。
でも実際に食べてみると「あれ?高級アイスと同じレベルじゃない?」
この価格の謎と品質の秘密を、原材料から製法まで徹底的に調べてみました。

※関連記事:食品添加物の基礎知識|安全性と上手な付き合い方
衝撃の価格比較:本当に半額で同じ味?

まず驚くべき事実から。
価格比較(税込・1個あたり)
- ハーゲンダッツ バニラ:約300円
- シャトレーゼ プレミアムバニラ:約150円
- 差額:150円(シャトレーゼが半額)
でも品質は?
- 乳脂肪分:どちらも15%以上
- 添加物の数:シャトレーゼ1種類 vs ハーゲンダッツ5種類
- バニラの使用:どちらも本物のバニラビーンズ使用
つまり、半額なのに品質は同等以上という驚きの事実。

原材料わずか5つの秘密
シャトレーゼ プレミアムバニラの原材料リスト
- 乳製品(クリーム、脱脂濃縮乳)
- 砂糖
- 卵黄
- バニラビーンズペースト
- 安定剤(増粘多糖類)
なぜこんなにシンプル?
一般的な市販アイスは10-15種類の原材料を使用するのに対し、シャトレーゼはたった5種類。
この「引き算の美学」こそが、コストを抑えながら品質を保つ秘訣です。
卵黄使用の意味
多くの安価なアイスは卵黄を使わないのに、シャトレーゼは使用。
これが濃厚な味わいの決め手になっています。
製法の工夫:なぜこの価格で高品質を実現?
自社工場での大量生産
シャトレーゼは全国500店舗を展開。
スケールメリットで原材料を安く仕入れ、効率的に生産。
余計な中間マージンをカット
メーカー直販だから、問屋や商社のマージンが不要。
その分を品質向上とコストダウンに還元。
「カスタードアイス」製法
卵黄を使った「カスタードアイス」は手間がかかるけれど、 シャトレーゼの技術力で効率化を実現。

実食検証:ハーゲンダッツとの食べ比べ結果
香りの比較
- ハーゲンダッツ:上品で控えめなバニラ香
- シャトレーゼ:しっかりしたバニラ香、黒い粒々も確認
食感の比較
- ハーゲンダッツ:滑らかで上品
- シャトレーゼ:しっかりした歯ごたえ、ジェラート的
味の比較
- ハーゲンダッツ:洗練された甘さ
- シャトレーゼ:濃厚で満足感が高い
驚きの結果
価格差を知らずに食べたら、シャトレーゼの方を高級品だと思う人も多そう。
特に「濃厚さ」「満足感」ではシャトレーゼが上回る印象でした。

安さの正体:シャトレーゼだからできる理由
ブランド料がかからない
ハーゲンダッツはブランド価値も価格に含まれるが、 シャトレーゼは実質的な価値のみで勝負。
全国チェーンの強み
500店舗の購買力で原材料を安く調達。
工場の稼働率も高く、固定費を分散できる。
無駄な包装やマーケティング費用を削減
シンプルなパッケージでコスト削減。
その分を味に投資。
結論:シャトレーゼは「隠れた高級アイス」だった

こんな人におすすめ
✅ コスパを重視する人
✅ 濃厚な味わいが好きな人
✅ 添加物を気にする人
✅ 本物のバニラを味わいたい人
注意点
⚠️ 「ブランド志向」の人には物足りないかも
⚠️ 超なめらか食感を求める人には硬めに感じるかも
最終評価
価格:★★★★★(150円は破格)
味:★★★★☆(300円クラスの味)
コスパ:★★★★★(文句なし)
シャトレーゼのプレミアムバニラは、「隠れた高級アイス」と呼んでも過言ではありません。
この品質でこの価格は、正直企業努力の結晶だと思います。
ハーゲンダッツも美味しいけれど、日常的に楽しむなら絶対にシャトレーゼ。
一度食べたら、高級アイスの価格に疑問を持つかもしれませんよ。
関連記事
- DEEP SOUTHのアイスクリーム「妙な柔らかさ」の正体を調査
- 明治ディアミルク「3つの材料だけなのに激甘」の謎を解明
- コンビニアイス vs 専門店アイス、本当に美味しいのはどっち?