平日は毎朝行なわれる、オンラインによるホームルーム。
総勢30人のオンラインによるホームルームなので、どこかしらの家庭の生活音は拾っているようです。
今朝は、どこかのお宅の「起きなさい!」という、下の子を起こす母の怒鳴り声。
「たっきゅーびんでーす」という宅配業者のお兄さんの声。
「バッターン」というドアの閉まる音。
そのたびに子ども達からは笑いが起きていました。
我が家には、子ども部屋がありません。
今さら子ども用の個室を作るのも意味がないので、なるべく生活を拾わないように、なるべく奥の部屋でオンライン授業を受けていますが、やはりどうしても避けられないことはでてきます。
そこで、我が家なりに、いくつか生活音の対策を立てました。
かなりの効果があったので参考にしてみてください。
オンライン授業の生活音が気になるなら、遮音テープ・隙間テープ
遮音テープは、遮音シートをテープ状にした商品です。
ドアの隙間や防音マットの隙間を塞ぐことで、防音効果がアップします。
我が家では、ドア枠に沿って遮音テープを貼ることで簡単な防音ルームが作れました。
もうすでに防音ルームになっているのであれば、遮音テープを使う事で、さらなる防音効果を高めることもできます。
ありとあらゆる隙間を埋めるためのに防音グッズです。
遮音テープを選ぶポイント
遮音テープを選ぶポイントは、開け閉めに少し力がいる程度の厚さ。
最初はなかなかちょうどいい厚さの遮音テープが見つかりません。
薄すぎても、防音効果はないし、厚すぎれば、トアが開かない…
災害時にドアが開かない…となってしまったら大変なので、隙間の調整は丁寧にしてみてください。
隙間テープは窓枠の隙間にも効果的
我が屋の奥の部屋にある窓。
先日も、窓を開け閉めするときに「軽いなぁ…」と感じたのです。
案の定、外からの話し声が奥の部屋にダダ漏れ。
試しに、窓枠の中に隙間テープを入れてみると、
空いていた隙間が埋まったせいなのか、風の音も遮断され、なんとも快適な空間になりました。
隙間テープはドアクローザーにもなる
意外と見落としてがちなのが、ドアの開け閉めの音。
普段何気なくやっているドアの開け閉めが、案外バタンバタンと大きな音をたてていることも多いのです。
ドアクローザーが付いているドアであれば、ゆっくりと閉まりますが、付いていないドアは意外な衝撃音を発生させます。
もし、クローザーがない場合は、隙間テープを貼ることで、ドアが閉まるときの大きな音も解消できます。
オンライン授業の生活音が気になるなら、防音カーテン・遮音カーテン
遮光カーテンなら誰もが知っているかと思いますが
「防音カーテン・遮音カーテン」というカーテンもあるのです。
文字通り、音を通しにくい素材や織り方で仕上げた音を遮るカーテンです。
防音カーテン・遮音カーテンで対処できる音
防音カーテンが防げるのは、主に中高音域。つまり、人の話し声より少し高い音域の音で、 空気中を伝わって耳に届く音だけ。
具体的には次のような音になります。
- 人の話声
- テレビの音
- 犬の鳴き声
我が家は家が密集しているので、ご近所の家の話し声が結構聞こえてきます。
奥の部屋につけた遮音カーテンだけで、音漏れを半分にまで減らすこともでき、
先ほどの隙間テープとのダブル使いで、防音効果は何倍にもなった印象です
話し声やテレビの音、ペットの鳴き声などの高音域の音は、遮音カーテンで音漏れが半減できます。
防音カーテン・遮音カーテンで対処できない音
交通騒音は重低音から高音域の広い範囲の音域で発生するので、防音カーテン・遮音カーテンでは対処できません。
他にも、上の階からの足音や隣の部屋からの壁を叩く音など、物によって伝わる音にも対処できません。
我が家での生活音対策はここまででかなり改善できたので、この先は試していません。しかし、ご家庭によってはこの先の対策も必要かもしれません。
オンライン授業の生活音が気になるなら、吸音パネル・遮音パネル
吸音パネル・遮音パネルも防音対策の味方になります。
特に、ペットの鳴き声のような大きな音は壁を伝わるので、遮音パネル・吸音パネルを上手に活用すると防音に効果的です。
吸音パネルは、おもにロックウールとグラスウールという素材からできています。
最近ではフェルトで作られているものも多く、取付けやすさ・軽さ・吸音の3つを実現してくれています。
断熱材としても使用できるので、万が一の火事対策にもおすすめです。
一方、遮音パネルは、コンクリート、木材、金属、石膏ボードといった複数の材料から作られたもので、遮音シートよりも厚く、重いのが特徴です。
重ければ重いほど、密度が高ければ高いほど遮音効果を発揮します。
部屋の中からの音漏れを防止し、外からの生活音も遮断させることができる優れものなんです。
オンライン授業の生活音が気になるなら、ウレタン
アタッシュケースなどの内側についているウレタンは、壁に貼る防音グッズとしても使えます。
ウレタンとはポリウレタン樹脂のことで、スポンジ状のふわふわした素材が特徴
ウレタンには、小さな穴がたくさん空いているので、この吸音材は高音域を吸収する力が強く、
話し声やペットの鳴き声などを遮断することに効果的なのです。
実は、吸音パネルで使用されているグラスウールよりも優れているのです。
先ほどの吸音パネルに使われているロックウールやグラスウールと比べると、
軽くて切りやすいので、女性でも扱いやすいと好評です。
また、防音性に加えて吸水性・断熱性もあるため、建物の建築でも活躍しています。
本来、防音材は、重ければ重いほど効果がありますが、ウレタンに関しては軽くても十分な防音効果があるので、大変重宝されています。
オンライン授業の生活音が気になるなら、防音スリーブ
換気扇から外の音が聞こえてくるご家庭もあります。
そんなときに役立つ防音グッズが防音スリーブです。
防音スリーブを換気扇のダクトに取り付けることで、音を吸音・防音してくれます。
しかし、吸音・防音できる反面、空気の通りを悪くしてしまうというデメリットあるので注意が必要です。
換気の効率が悪くなる可能性もあるので、定期的に窓を開けるなどの対策もしなければなりません。
さらに、防音スリーブを使っているうちにフィルターにゴミが溜まってくるので、こまめな汚れチェックと防音スリーブの交換も必要です。
オンライン授業の生活音が気になるなら、防振ゴム・防振パット
外に置いてある室外機から大きな音がするときは防振ゴム・防振パットがおすすめです
- 長年の使用などによる室外機の故障
- エアコンの振動
外から大きく音が聞こえる理由は、壁や床からの振動によって共振するからなんです。
つまり、そんな騒音に対応できるのが防振ゴムで、床と土台の間、もしくは土台と室外機の間に挟むことで、室外機の振動を吸収し、床や壁へ伝わるのを防ぐのです。
ただし、室外機の振動自体を止めることはできません。あくまでも防音対処です。
ちなみに、室外機は壁にぴったりくっつけるのではなく、少し離すように設置すれば、いっそう防音対策には効果的です。
オンライン授業の生活音が気になる!防音対策する方法【効果あり】まとめ
オンライン授業はマイクがオフでもOKになった学校が多くなっています
わが子の学校ではホームルームだけでなく、オンライン授業も始まっています。
子どもが生活音を拾われて、不快な思いをしてはいけないから、と生活音対策をしてみたものの、
学校の方針としては、カメラのオンも、マイクのオンも、生徒個々の判断で対応して良いことになりました…
かなりのご家庭から苦情がいったのかもしれませんね。