ビタミンCといえば、レモンを思い浮かべる人が多いですよね。
しかし、実際にはレモンはビタミンCの王様ではありません。
この記事では、「レモンはビタミンCが少ない!レモン=ビタミンCと思われる理由と、本当にビタミンCが多い食べ物を紹介」という内容をご紹介します。
みなさんが想像するより、レモンにはビタミンCが含まれていません。
その理由と、ビタミンCが豊富に含まれている他の食べ物について詳しく見ていきましょう。
レモンがビタミンCと思われる理由
レモンがビタミンCの代名詞のように思われる理由は、主に歴史的な背景とマーケティングにあります。
昔、船乗りたちが長期間の航海で壊血病を防ぐためにレモンを摂取していたという歴史があります。
このことから、レモンはビタミンCの供給源として認識されるようになりました。
また、広告や健康情報でも「レモン=ビタミンC」というイメージがかなり強調されてきました。
私たちの生活してきた中で何度もレモン=ビタミンCという情報を見聞きしていたため、ビタミンCといえばレモンと思う人も多いみたいです。
実際のレモンのビタミンC含有量
では、実際にレモンに含まれるビタミンCの量はどのくらいなのでしょうか?
レモン100gあたりに含まれるビタミンCの量は約53mgです。
これは確かにビタミンCを含んでいますが、他の果物や野菜と比べるとそれほど多くはありません。
例えば、同じ量のキウイフルーツには約92mg、赤ピーマンには約190mgのビタミンCが含まれています。
レモンよりもかなりビタミンCを含むフルーツや野菜は多く、酸っぱいからビタミンCが豊富というわけでもないようですね。
ビタミンCが豊富な他の食べ物
ビタミンCを豊富に含む食べ物は他にもたくさんあります。以下にいくつかご紹介します。
赤ピーマン
100gあたり約190mgのビタミンCを含みます。
サラダや炒め物に入れると、ビタミンCを手軽に摂取できます。
酸味はありませんが、やや苦みがあり好き嫌いが分かれます。
キウイフルーツ
100gあたり約92mgのビタミンCを含みます。
朝食やスムージーに最適です。
グリーンキウイとゴールドキウイがあり、ゴールドキウイの方がグリーンキウイより7倍のビタミンCが含まれています。
ブロッコリー
100gあたり約89mgのビタミンCを含みます。
茹でたり蒸したりして、さまざまな料理に使えます。
食べごたえもあるためダイエットにも最適です。
いちご
100gあたり約59mgのビタミンCを含みます。
価格が少し高いですが、豪華なデザートやスナックにぴったりです。
ビタミンCの効果と必要摂取量
ビタミンCには抗酸化作用があり、免疫力を高める効果があります。
また、コラーゲンの生成を助けるため、美肌効果も期待できます。
炎症や傷の治りも早める効果もあり皮膚にとってはとても良い成分です。
成人の1日のビタミンCの推奨摂取量は約100mgです。
先ほど紹介した食べ物をバランスよく取り入れることで、効率的にビタミンCを摂取することができます。
ビタミンCを効率的に摂取する方法
ビタミンCは水溶性ビタミンのため、過剰に摂取しても体内に蓄積されず、尿として排出されます。
そのため、毎日適量を摂取することが大切です。以下に、ビタミンCを効率的に摂取する方法をいくつかご紹介します。
フレッシュな果物や野菜を摂取する
加熱するとビタミンCが破壊されるため、生の状態で食べるのが最も効果的です。
スムージーやジュースにする
複数のビタミンC豊富な食材を一度に摂取できるため、効率的です。
好きな野菜や果物を組み合わせて自分の好きなスムージーを作ることも楽しいですね。
サプリメントを活用する
食事だけで十分なビタミンCを摂取できない場合、サプリメントを活用するのも一つの方法です。
この場合にも、サプリメントは補助的な役割とし、食事からもしっかりビタミンCを摂りましょう。
まとめ
レモンはビタミンCの王様と思われがちですが、他の果物や野菜と比較するとビタミンCは、それほど多くはありません。
しかし、レモンにはビタミンC以外にもクエン酸やその他の栄養素が含まれており、健康に良い影響を与えてくれます。
レモンの健康効果も意識しながら、より効率よくビタミンCを摂取出来るように工夫が必要です。
本当にビタミンCが豊富な食べ物を知り、バランスよく取り入れることで、美容や健康を維持しましょう。
みなさんも、さまざまな食材を活用して、健康的で美しい毎日を送りましょう!